視野を広げるためには、あなたが今の役職・クラスより2つ上だと思い仕事をする事です
絶好調で上手くいっている時は、天狗になり易くなります。
天狗になると、成長が出来なくなり、大きな失敗をします。
視野を広げる事により、天狗にならない考えや行動が身につきます。
視野を広げる事は簡単です。
今の立場から二つ上の役職・クラスになったと考え行動する事で、視野は広がります。
そうすれば、天狗になる事はありませんし、本当の実力がつきます。
天狗になるとは
実力がないのに、うぬぼれたり、得意げになる事です。
「実力がない人が、調子にのることです」
天狗の鼻が長いところから、
「鼻が伸びる」=「えらそうになる事」
から、天狗になると言われています。
法人営業の例で言えば
担当する地域や顧客が絶好調で売上が全国で一番になった時に、自分の営業力が一番であると勘違いする事がよくあります。
特に、外部環境による影響が強い事業(機器・装置・部品営業等)では、売上が顧客の生産量の増加によって自然と上がるので、自身の力を真の実力より高く評価しがちです。
よくある例で、営業成績が抜群の人が昇格して、管理職になったとたん、仕事が出来なくなる人がいます。
天狗にならないために視野を広げます
視野を広げるとは
視野を広げるの 視野とは、自分の考え方を示します。
良く言われる言葉で、「優れた野球選手は、優れた監督になるとは限らない」があります。
これは、視野が狭い・広いではなく、視野の違いです。
・優れた球団経営者になる考えを持っている人
球団経営者の考えを持っている人は、勝てる球団をつくる必要があり、優秀な監督になります。
次に、視野が狭い人と広い人の違いを表します。
視野が狭い人とは
視野が狭い人は、行動の基準が自分の考えに基づいている人です。
考え方が自分基準の場合
・目の前の事に集中し、短期的な事を優先します。
・外部の影響は自分には関係ないと思い、良い場合も悪い場合も客観的な評価が出来ません。
つまり、視野が狭い人とは
「自分の基準で考え、計画性がなく、客観的に物事を判断出来ない人です。」
このため、先ほどの法人営業の例のように、外部環境により売上が上がると調子に乗ってしまいます。
視野を広げる事が出来る人とは
視野を広げる事が出来る人は
・長期的な計画性を持って、行き当たりばったりな行動をしない人です。
・客観的に物事を考える力があり、客観的に判断出来る人です。
つまり、視野が広い人とは
「他人の基準を知り、計画性を持ち、客観的に物事を判断する人です。」
視野を広げる方法は、簡単です。
視野を広げる考え方の実践方法
自分の2つ上の役職・クラスの人になったつもりで、考え行動する事です。
2つ上の役職・クラスになったつもりの例
今の自分 = 営業担当
1つ上の役職 = リーダー(係長)
2つ上の役職 = チームリーダー(課長)
このケースでは、自分がチームリーダーになったつもりで、考え・行動します。
自分の売上が過去最高であったとしても
自分が所属するチームが販売計画を達成していない場合は
・チームのメンバーの仕事を手伝い、チームの販売計画達成に貢献をする
・チームリーダーとして、何を計画し実践するのが最善の方法かを考えます
チームリーダーとしての考えを持って行動をすると、自分の発言が変わってきます。
担当の考えでいる場合
⇒ 「天狗になっているな」、「自分の力じゃないだろ」等の他人から非難されます。
チームリーダーの考えの場合
⇒ 「チームの事を考えている」「視野が広いな」等と周りから評価されます。
二つの違いは、考え方の基準が「自分」から、「他人」になる事により、行き当たりばったりの行動を避け、客観的に事実を判断できます。
役職・クラスが2つ上の考えでいると、結果「視野が広がります」
・客観性を持てる
・長期的に計画を立てる事が出来る
役職が2つ上の考えを持って行動すると、実際に昇格をしても、簡単に昇格後の仕事が出来ます。
いつも考えてきた事ですから、簡単です。
何故、役職・クラスが1つ上、3つ上でないのか
役職の2つ上になったつもりで考える事が視野を広げるポイントです。
役職の1つ上では視野は広くなりません。
役職が3つ上は、視野が広くなる人とならない人の個人差がでます。
*役職でなくても、自分がいる業界で自分よりクラスが2つ上の人を考えます。
役職・クラスが1つ上の場合
役職が1つ上の場合は、
会社で言えば、直属の上司になり、日頃から接する機会や話をする機会が多くあり、上司の考えている事や指示を日頃から実践しています。
そのため、知らない間に日頃の自分の活動に、上司の話や指示が影響を与えており、自分の考えの基準の一部となっている場合が多くあります。
結果、1つ上の人の考えを行おうとしても、考え方の基準が自分の基準になります。
また、直属の上司は、好き嫌いの感情を一番大きく感じる人です。
直属の上司となったつもりで、客観的に考える事は難しいです。
役職・クラスが3つ上の場合
役職が3つ上の考えを持つと
仕事の業務内容が想像出来ないので、考えが浮かびません。
考えが浮かばないと、行動も出来なくなります。
法人営業の例で言えば、
1つ上の役職 = リーダー(係長)
2つ上の役職 = チームリーダー(課長)
3つ上の役職 = シニアマネージャー(部長)
営業担当はシニアマネージャーの仕事内容が実際に何を行っているかわかりません。
会議だけ行っているイメージかもしれません。
この仕事内容が分からなければ、シニアマネージャーのつもりで考える事も出来ません。
3つ上の人の考えは内容が判らないので、基準を作る事は出来ません。
但し、3つ上の仕事内容を理解し、基準を3つ上に出来る人はいます。
3つ上で考える事が出来る人は、既に「視野が広い人です」
まとめ
